乳腺外来を受診される方へ

受診を希望される方へ

 かかりつけの先生を通じて、外来の予約をお取りください。予約外の方もお断りはしませんが、担当医の外来は予約でいっぱいの場合もあります。朝一番で受診されても、夕方までお待ち頂くこともあります。当院での外来での検査を大部分が予約制です。そのため、予約で受診されても、その日だけでは検査は完結しません。1日で終わるように休みをとってきたという方もいらっしゃいますが、一人の判断でなく、外科、放射線科、病理医などの複数の医師で検査を十分に検討する意味でも、何度か受診して頂くことをお願いいたします。また、病院にこれる日程をあらかじめ把握してから受診されることをお勧めいたします。外来の診察室で、勤務のシフトを確認したり、ご家族に電話しないと次回の予約が決められないという方もいらっしゃいますが、そのような時間を短縮できれば、外来の待ち時間も短縮できると考えます。

 

重粒子線治療について

 現在、当院では重粒子線治療の設備を建設中でありますが、まだ実際に施行できる段階にありません。そのため、重粒子線治療を希望されても、当院ではまだできません。また、乳癌に対する重粒子線治療はすべての方が対象になるわけではありません。

 

乳癌検診を希望される方へ

 症状のない方は、一般の検診あるいは、人間ドックをお勧めします。

 

 

乳腺専門医の診察を希望される方へ

 これまでは、大学病院でありながら、消化器外科医が乳腺外来を担当することがおおくありましたが、なるべく、乳腺専門医が診察できるように努めております。しかしながら、当院は、乳腺専門のスタッフがすくなく、すべての方を乳腺専門医が診察することができません。希望される方は、紹介状とともに、地域連携を通じて予約をお願いします。

 

女性医師を希望される方へ

 当科には乳腺専門にかぎらず、女性医師はおりません。基本的に、若い方でも男性医師の診察になります。

 10代などの若い女性の方の診察時には、女性看護師付き添いで診察をしております。看護師付き添いの診察希望の方はお声をかけてください。外来が混雑しているときは、看護師さんの手があくまでお待ちいただきます。

 

乳癌検診で異常を指摘された方へ

 他院の人間ドックで異常を指摘されたかたは、その病院で精密検査を受けることをおすすめいたします。当院での精密検査を希望されるかたは、マンモグラフィなどの検査を再度行うことになります。予約となりますので、受診日だけでは検査は終了いたしません。

 また、ご自分がかかりつけの病院に乳腺外科があるかご確認ください。単に、大きな病院が安心だということで、普段かかりつけの病院に乳腺外科があるにもかかわらず、予約外で当院を受診されるかたもいらっしゃいますが、持病や内服薬、これまでの検査の状況が全くない状況から検査をはじめなければなりません。かかりつけの病院であれば、そのようなデータがあります。まずは、かかりつけの病院で検査を受けることをお勧めいたします。

  また、当院での診察時に異常が見られなくても、年数が経過する間に病状が明らかになって診断に至ることもあります。一生大丈夫ということはいえません。検診や、病院の診察は、当院にかぎらず、どんな小さな癌でも見落とさないものではありません。引き続き、検診を受診ください。

 

良性腫瘍の経過観察について

 検査の結果、良性腫瘍と診断、あるいは良性の可能性が高いものに関しては、手術希望があれば手術を行い、希望がない方は近隣のクリニックに紹介させていただいております。

 

 

他の病院で手術を受けられた方へ

 手術を受けられた病院で引き続き診察を受けていただくようにお願いいたします。主治医の先生と意見が合わないという理由で、当院を受診される方もいらっしゃいますが、まずは主治医の先生とよく相談してください。しっかり説明してもらえば多くの場合、納得して治療を継続できると思います。単に大きな病院が安心ということで、大学病院を希望される方が多くいますが、現在は医療が均てん化しており、当院が、他院にないような特別な治療を提示できることはあまりありません。大学病院で診療する必然性がある場合は、対応いたします。なお、山形への転居により、大学病院に通院したいという方はその限りではありませんが、必然性がない場合は、近隣のクリニックに紹介させて頂く場合があります。

 

大学病院に入院される方へ

 大学病院は、研究、教育機関でもあり、ステューデントドクター(従来の医学生)の実習も行っています。また、教授回診もあります。患部をふくめて、診察や問診、手術見学などの実習に御協力をおねがいします。もちろん、学生に手術をさせたり、大勢のスタッフの前に患部をさらされるというわけではありません。教授回診は診療上必要であり、全患者さんにお願いいたします。

手術後の外来通院について

 手術患者さんのすべてを当院の外来で診察することは、人員の関係から困難です。

かかりつけ医と連携して2人主治医の形で、近隣クリニックと当院と連携診療をお願いいたします。一般的に、術後の放射線治療や化学療法などの初期治療がおわったら、当院には半年ごとに来院していただき、その間は、近隣クリニックを受診していただきます。地域連携は、当院だけでなく、全国的にすすめられているものです。

 

 術後は一般的に10年をめどに終診とし、病院卒業をお願いします。